檜風呂を導入するにあたり知っておきたいこと

檜風呂、無垢材を使用したそれはメリットもあれば通常のシステムバスとは異なるメンテナンスもあります。ここでは現在檜風呂を導入しようと考えている人に向けて知っておきたい情報について紹介いたします。

毎日のお風呂をワンランク上にしてくれる檜風呂

檜風呂

檜風呂のように木材のお風呂は温泉や入浴施設にあるようなイメージのもの、それには勿論理由があり、通常のお風呂よりも段違いのリラックス効果があるためです。もともと無垢材は家具などで使用されていてもリラックス効果が非常に高く、例えば北欧家具なんかがその代表例です、家での暮らしをより快適なものにしていく、それに高い貢献度を持っています。そしてそんな家でリラックスは、日本人は特にお風呂に対して求めている傾向にあります。海外の場合ですとお風呂は清潔を保つものであり、浴槽にお湯を張ってゆったりと浸かる、という習慣が少ないです。しかし日本の場合は清潔を保つためだけではなく、疲れをとるリラックスのための場所としても扱われており、それは古くから現代まで変わらないスタイルです。

そしてそんなリラックスを目的とした場所に無垢材である檜などを使用することで、更に心身ともに休まる空間を作っているのです。この理由から温泉や入浴施設には浴室内に檜を用いられており、浴槽自体にも檜を使用することで無垢材特有の温かい肌ざわりやいい香りをよりたたせている傾向にあります。そんな檜風呂ですが、樹脂材のようにメンテナンスが簡単な浴槽が多いものの、個人宅にも導入されているのです。毎日使用するものなのでマメなメンテナンスは大変、という方には少々向かないかもしれませんが檜風呂特有の魅力に魅せられて自宅に檜風呂を導入するケースが増えつつあります。

浴槽に使用しない場合であってもちょうど顔あたりから天井に向けて、壁を檜にするなど工夫をしている家庭もあるのです。注文住宅を建設する中で檜のお風呂がほしい、というオーダーも入る程となっており、お風呂をより上質な癒し空間にしたいと考えている人に人気となっています。また浴槽だけを別途でオーダーすることも可能!家で金具、接着剤を必要としない簡単組み立てができるタイプが販売されていますので、環境を整えてそれを導入している家庭もあります。普段忙しく、唯一のリラックスタイムがお風呂だという人は少なくないです。そのためお風呂により経費をかけて、ワンランク上のものにしたいと考えている人が増えている傾向にあります。そしてその時に導入する設備として人気なのが檜風呂、いい香りがたち心身ともにとけるような感覚でくつろぐことができるそれは、古くからあるものの現代で更に人気を伸ばしつつあります。

檜風呂を導入する場合の注意点

檜風呂

お風呂は毎日使用するものなので、メンテナンスが簡単なものがやはり便利です。樹脂材などを使用しているシステムバスの場合自浄作用を組み込み、抗菌加工などメンテナンスを簡単にできる仕様がふんだんにあしらわれています。それに慣れている場合は檜風呂を導入すると、メンテナンスが少々大変に感じるかもしれないのです。調湿作用、防虫、抗菌などは檜風呂に材質上備わっていますし、水に強いというのも檜の特徴です。しかし木材であるということには変わりなく、湿っている状態が長いとそのうち腐食し、カビが出たりします。特にカビは簡単にとれるものではなく、綺麗にする場合は板を張り替える必要があるのです。檜風呂は通常のお風呂よりもお金がかかるものなので、張替となるとコストが大きな負担になる場合が殆どとされています。

しかし檜は耐久性が高い木材なので、きちんとメンテナンスをしておけば長期間はもちろんのこと、子供に家を譲り渡すときも健在で渡すことが可能です。そんな檜のメンテナンスの内容ですが、基本入浴しているとき以外は浴室の換気を怠らないようにし、そして乾燥させておくのがポイントとされています。お風呂に入ってそのままずっと貯めておくのはけしておすすめできず、入浴がすんだら直ぐにお湯を抜き、タオルでしっかり水分をふき取っておかなければならないです。もし洗剤を使う場合も木肌はとてもデリケート、柔らかいスポンジと中性洗剤で丁寧に洗うのがおすすめされます。

お風呂上がりのメンテナンスがとても大事ですが、これらはよくよく見るとけして特別なことではないです。タイミングが違っても毎日お風呂は洗い、乾燥させているご家庭は多いと考えられます。通常のシステムバスより少し手間がかかるものの、するべきメンテナンスは普通のお風呂と大きく変わるわけではないので、特別な費用をかけてメンテナンスや特別な方法での清掃をイメージしている場合、その心配はないのでハードルが低く感じられるかもしれないです。

檜風呂の導入にかかる費用は?

檜風呂

特別感のあるお風呂である檜風呂、導入にあたりどの程度の金額がかかるのかが気になるところです。浴室に組み込むつもりで設計する場合であれば最小サイズで30万円~、ファミリーサイズでこだわりを含んでいくと100万円ほどの予算が必要です。システムバスの場合に比べてお値段がかかることが殆どなので、十分な予算を組んでおくのをおすすめいたします。またメンテナンスがしやすいように浴室内の環境も考えて設計しておく必要があります。壁などにも檜を組み込み、ジメジメと湿気がこもらない浴室作りをすることも可能です。浴槽に檜を使用する場合が最も高額とされていますので、檜の香りがする浴室が欲しいだけで浴槽まではこだわらない場合であれば壁や天井に安価な檜を用いるというのも一つの手です。

浴室全体を檜風呂仕様にすると一般的なバスルームの1.5倍ほどの予算が必要と考えるのが妥当です。高額ではありますが檜風呂は耐久性が非常に高く、上手に使えば人の寿命をゆうに超えるほどです。香りに関しても薄くなれば削れば再びいい香りを発散してくれます。コストパフォーマンスがかなりいいのが無垢材の特徴、メンテナンスを毎日適切に行うのを念頭においた上で、長期的な利用を考えていくと、価値が十分あると考えられます。

檜風呂の導入についてのまとめ

檜風呂

毎日入るお風呂をより上質なものにするために檜風呂は有用だと考えられます。無垢材によるリラックス効果と木特有の香り、それらは温泉地や入浴施設で活用されているものですが、自宅に導入が十分可能です。また環境さえ整えることができれば自宅の露天風呂として檜風呂を設置が可能、浴槽だけの場合ですと一人用は20万円以下で購入可能なところも見つけられます。そしてこれらはインターネットで発注可能となっています。但し癒しを求める人が増えている時代、発注しても直ぐに発送できない場合があるので数カ月の期間が必要な場合もあります。その点を留意の上で発注をおすすめいたします。檜風呂がある暮らしは本当に些細なものかもしれませんが、それでも高いリラックス効果を発揮します。

最新式のシステムバス・ユニットバスだからこそ得られるメリットは多いかもしれませんが、無垢材を使用した檜風呂だからこそ得られるものもとても多いのです。メンテナンスが問題無ければより上質な癒し空間を作ることができる檜風呂がとてもおすすめ!芳醇な木の香りが漂う中で一日の疲れをとるお風呂の時間は家族全員に上質な癒しをもたらしてくれます。